松堂の舞

松堂の舞 一座

 この神楽は神様が1人だけ登場します。三輪神(みわのかみ)といい、酒造りの神様です。

 手に酒を造る醪(もろみ)をかき回す杵(きね)を持ち、丁寧に醪をかき混ぜる仕草の舞を舞い、その後、鈴と杵を持って四方固めの舞を舞います。  

 この時造られた酒が、後に八岐大蛇(やまたのおろち)退治に使われる酒となります。→大蛇の舞

 

 三輪神は奈良県桜井市にある大神神社の御祭神である大物主大神(おおものぬしのおおかみ)と御神体である三輪山が合わさったもので、崇神天皇の御代に大流行した疫病を鎮めたこと、杜氏の高橋活日命(たかはしのいくひのみこと)が御祭神の助けで美酒を醸したことなどが伝わることから、医薬の神様や酒造りの神様として信仰されています。

 出囃子 下り破

 

舞囃子 酒造り囃子

    白

 

入囃子 下り破