猿田彦の舞
この舞は、神楽の最後の締めくくりの舞です。
御天狗様(猿田彦命:さるたひこ)が太刀と扇を持って登場し、始めに太刀を抜かないまま、舞台中央に向かい中空に「天」の字を書きながら舞い、次いで太刀を抜いて鞘を払って左手に太刀、右手に鈴を持ち、四方を御祓いし、最後に打ち出し太鼓と共に退場し、八幡八幡宮大大神楽は全て終了します。
「古事記」では、猿田彦命は、天孫降臨(天孫の瓊瓊杵命(ににぎのみこと)が、天照大御神(あまてらすおおみかみ)の神勅を受けて葦原中国(あしはらのなかつくに)=日本国を治めるために、高天原(たかのあまはら)から筑紫の日向の襲(そ)の高千穂峰へ天降ったこと)に際し、案内を務めた神と記されています。
出囃子 下り破
舞囃子 ちゃかどん
白
(間に舞に合わせて賑やかな囃子を入れる)
入囃子 大太鼓(打ち出し)